これから出産するすべてのママへ

みなさんこんにちは、
子宮頚管無力症と診断され、早産となった患者さまからいただいたお手紙です。
これから出産を迎えるすべてのママへ読んでもらいたいという思いがこもっています。


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北條先生へ
本当は直接お会いしてお礼を申し上げ、お話ししたい内容ではありますが、お忙しい先生のことですし、私も先生のお顔を拝見してうまくお伝えできるか分からないので、お手紙を書くことといたしました。
今回、吉秋先生に診ていただいて「あなたの場合、正真正銘の子宮頚管無力症なんだわ…。」と言われた時、“私ってそうなんだ…”とショックもありましたが、原因がはっきりしてこれから起こるだろう事に覚悟が決まったのと同時に、“前回それで23週だったのか、今回30週まで保ったのは北條先生のおかげだ。”と感謝しかありませんでした。
まさか、その日そのまま出産することになるとまでは思っていませんでしたが、状況が落ち着いて、お見舞いに来てくれる家族が口をそろえて言うのは、「あいレディースで良かったね。」という言葉です。
今回の妊娠・出産に関しては、あいレディースクリニックを選択したことに一切後悔はありません。
北條先生が、ずっと慎重かつ丁寧に診てくださったことは身を以てわかっていますし、早期に縛る手術もして、週2回の診察も続けてくださって、家族からも「こんなに丁寧に診てくれるところ他には無いよ。良かったさぁ。」といつも言われていました。
また、夫や妹たちとは「あいレディースクリニックの看護師さん達は日本一だと思う。1人や2人じゃなくて、スタッフが全員あのレベルであの対応力というのは他には無いよね。」とよく話しており、今回の出産に関しても、電話対応から赤十字病院での引き継ぎまで、私たちに寄り添った細やか且つ迅速な対応をしてくださり本当にありがたく思っています。
特に今回の出産には、さい帯血採取という重要な目的があり、それが叶えられたのは、あいレディースクリニックのスタッフの日頃からの理解と、ステムセル研究所利用数 沖縄県内№1というあいレディースクリニックの特色があったからで、これに関しては、あいレディースクリニックに通院していなければ成し得ないことでした。
救急車の中で吉秋先生に「赤十字病院に着いたらすぐ手術できるように手配してあるから。」と言われ、そのまま出産になると知った私は、焦って、さい帯血採取は可能か聞きました。この状況では無理だと言われ絶望的な気持ちになりましたが、一生に一度しかないこの機会を失うわけにはいかないと覚悟し、このさい帯血は、上の子の脳性麻痺の治療に必要で、白血球の型が活用可能な範囲で一致すれば(100%一致じゃなくても使える)兄弟間の使用で臨床が進んでいるアメリカのデューク大学まで行くことを予定している旨を説明し、どうにかできないか相談しました。すると、吉秋先生も理解を示してくださり、助産師さんもすぐにあいレディースクリニックに有る予備の採取キットを届けるよう手配してくださいました。
赤十字病院に着いてからも、担当医に何度も断られましたが、吉秋先生と助産師さんが私たちの想いを汲み取り、粘り強く説得してくださったお陰で、「蘇生の必要が無く、可能な状況であれば採取しましょう。」という事になりました。
私たち家族の未来に大きな希望を繋いでくださったお二人には、感謝してもし尽すことはできません。
もし実現すれば、日本人初の試みとなるそうで、同じような境遇の家族にとって、また、日本の再生医療の発展にとっても大きな可能性を示すことになると思います。
私たち家族がその一助となれるのなら、それはお二人のお陰であり、あいレディースクリニックだったからであります。
偶然という名の必然とは正にこのことで、運命を感じました。
23時30分から始まった手術は、深夜0時を回り、9月2日0時05分に長女が誕生しました。
“あと5分早ければ1日生まれだったけど”と思いましたが、書類に生年月日を書いた時「H29.9.2」とシンメトリックな数字の並びになっており、夫が「この5分オーバーでさえも計画して赤ちゃんは産まれてきたんだね。」と話していました。
夫はあの日の夜、あいレディースクリニックに向かう車の中でも「赤ちゃんは自分で決めた人生に合うように、生まれる日を選んでくるっていうから。いつ生まれても、この子が選んで生まれてくる日だから大丈夫。流れを信じよう。」と言って、私の気持ちを落ち着かせてくれました。
息子を早産した時も、この考えに何度も気持ちが救われました。きっと娘も、自分で決めた人生のシナリオを実現するために、この日を選んで生まれてきてくれたんだと思います。
そのことに感謝して。子ども達2人が与えてくれた特別な人生を楽しむつもりです。
もちろん夫も同じ想いなので、いつも家族を笑顔にしてくれます。
先生の理念でもある「お母さんの幸せ、それは家族の幸せ」は、きちんと我が家で実践されていますので、どうぞご心配や気落ちなさらないでください。
私は2ヶ月程NICU通いが続きますので、娘が退院したら、ぜひ家族で顔を見せに行きたいと思います。
お花ありがとうございました。元気が出ました!
先生も笑顔でいてください。みんなが幸せになります。
2017.9.9
追伸
1点だけ、先生にご検討をお願いしたいことがあります。
さい帯血バンクのことを伺った際に、先生は34週以降のお母さん達全員に紹介しているとおっしゃっていましたが、その情報提供の時期を早めていただけないでしょうか。
私と夫の意見としては、エコーでへその緒が確認できた段階で、一緒にさい帯血バンクの話もしてほしいという事になりました。
医療技術が進歩し、これまで救えなかった命が救えるようになった反面、重度の障害や医療ケアを抱えた子ども達が増えているのも事実です。
早産であればある程そのリスクは高く、再生医療の分野が今後も発展していくことを考えれば、22週までには採取キットが手元に届いている状態が理想だと思いました。
お産時にキャンセルしても無料のようですし、本人にとっても兄弟にとっても今後益々大きな可能性を秘めた保険となることは間違いないので、ご検討よろしくお願い致します。
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このお手紙を頂いてから、当院では
さい帯血採取キットを20週のママさんへお渡しすることに変更しました!
これからも院長含め、スタッフ一同 出産するすべてのママさんや家族に、幸せになってほしい!という思いは変わりません。
日々努力を重ね、たくさんの笑顔に出会えるように頑張っていきます!